コラムVol.07


ウメ

アボリジニでは3以降の数を数える単語はすべて「一杯」だという、、、不思議の島のフローネ・タムタムの発言より抜粋

やはり盆栽といえばウメ!いやぁ、あこがれますね。相幻の勤める陶芸教室の生徒さんに花屋のオーナーさんがいらっしゃいます。ある秋の日、オーナーさんに「ウメ入荷したら買いますから教えて下さい。」と頼んでおいたら、12月始めの頃「入荷しましたよ。」と連絡が来ました。

早速買ってきましたが、、、デカイなこのウメ。樹高25cmほどで、幹は直径4cmぐらいの大層立派なものです。オマケに下の枝に緋梅まで継いである、紅白梅であります。

ウーン、ミニラー(ミニ盆栽を志す者)としてはこのサイズ、困ります、鉢の持ち合わせが無い。かといって、当時これを切り詰める技術も経験も持ち合わせていません。(イヤ、今も大した経験も技術もないですが。)じゃ、作るか、、、ということで、ウメの為に大鉢(直径20cm程度ですが。)を作りました。こういう時、陶芸の工房があるというのは素晴らしいですナァ。(ただの自慢です。)

といってもすぐ鉢が出来上がるわけでもないので、その年は格好つかないけれども買って来たままのプラ鉢で開花の季節を迎えました。

さすがプロが作った植木です。花芽の数が1、2、3、一杯、という感じで数えられません。無数に咲き誇るウメの花、そして陶芸教室なのにプラ鉢、というバツの悪い感じで、今年こそは、と、秋を待って出来上がった手作り鉢に植え替えしました。

しかし、今年は管理がプロからシロウト相幻に移ったわけで、どういうわけか花芽がほとんどありません。1、2、3、数えられるじゃないスか!3個ですよ3個。

ウーン、鉢の出来は良い(自賛系で、、、)だけに、このウメの花の少なさ、、、またバツが悪い思いをするのでした。


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