コラムVol.09


ユウガギク

幻の海獣・シーサーペント、知ってますか?

ある人から草物でノギクを頂きました。名札には「タカネギク」と書いてあって、ほぅ、高嶺に咲く菊、そういう意味だな、と。

育て方が分からないので、ネットで調べてみることに、、、キーワードは「タカネギク」で検索、、、ン?、、、出ませんが。もしかして、無い名前なのではと思い、ノギク系でいろいろ調べてみると、果たしてもらったキクとそっくりのものが3種ほど見つかったのです。

ヨメナ、ノコンギク、ユウガギク、、、これらとよく似ているのです。とりあえずタカネギクなんてものではないようです。またかよぅ!前にも「白花ヤマブキ」とか名札に書いてあったのが実は「シロヤマブキ」だったし、名札って信用ならないものだなぁ、、、もともとこのヨメナ、ノコンギク、ユウガギクの3種は見分けるのがかなり難しいのです。

ヨメナの特徴は葉っぱがツルツルしているということで、これは他の2種とはっきり違った特徴なので、ウチの子はザラザラだから違うな、とすぐわかったのですが、花はそっくりですから、花で見分けるのは難しいです。

問題はノコンギクとユウガギクです。ノコンギクは「野紺菊」ですが、紺の字が示すとおり花の色が濃い色(実際には紫ですが)なのもあるのですが、限りなく白に近いものもあるのです。ユウガギクもほとんど白花です。花の形も一緒で、区別が難しい。

そのまま調べ続けていたら、新たな見分け情報を発見しました。葉の形でユウガギクの上部の方の葉は切れ込みがあるが、ノコンギクの上部の葉は切れ込みが無い、というものでした。これならウチの子は上の方の葉まで深いギザギザなのでユウガギクに決定。

、、、この情報の信用性は不確かなのですが、、、一体、植物だって人間同様個体ごとに葉っぱの形が違ったりしますからナー、ということで本当のところは自信ありません。

ところで、ヨメナ(嫁菜)などの末尾に「菜」がつくものは食用になるという意味でついているようです。それじゃ、食えるかどうか試して判断!、、、ていう恐ろしいことはしません、、、多分。


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