コラムVol.22


挿し木苗

マァ、かいつまんで言うと病気です。

3月から6月にかけて、ミニラーがもっともスリリングとしているイベントはザ・挿し木です!(、、、イヤ、ただ私だけがスリリングなだけかも知れない、、、)

不要な枝を切って用土に挿す、という作業としてはカンタンなもの。それによって、挿した枝は根を出してやがて1本の苗となるのです。苗が自分で生産出来るんですな。実生病と一緒です。増やし欲です。しかも実生と違って、枝がデカければいきなり見栄えのする苗に育てることも出来るショートカット機能付のテクニック。実にすばらしい。

そこで一昨年あたりから手当たり次第、剪定枝を挿しまくっておりました。気が付くと、挿し木苗がずいぶん出来上がったものです。しかし、アレ、なんか同じ樹種ばかり沢山出来ちゃったナー、、、レンギョウ、コムラサキ、シロヤマブキ、ガジュマルばっかりだ。

よく考えてみると、切っても切っても枝をよく出して(挿し穂が沢山取れる)且つ、発根がいい(挿して生き残る)樹種ばかりが増える仕組みですな、当たり前だが。

それに、増やし欲というのは恐ろしいものです、、、つまようじぐらいの太さの枝を全部挿しまくっていたら、やはりツマヨウジ苗ばかりになりますわなぁ、それは。

と、いうことで、私の盆栽飼育場にはひょろい苗がハバをきかせております。


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