冬に石灰硫黄合剤という万能病害虫予防薬を散布した話をしましたが、そうは言っても夏にもなると、虫も病気も発生するのです。
虫はアブラムシを始め、シャクトリムシやナメクジなど、いずれも目で見て分かるので対応し易いのですが、ハダニなんかの細かい虫や病気って分かりにくいですね。
この夏、虎の子のウワミズザクラの調子がおかしくなりました。葉っぱの周りが茶色く変色し、裏側に白い粉のようなものがびっしり、、、とりあえず常備薬のお手軽スプレー殺虫殺菌剤カダンDをかけて様子をみましたが、一向に効果なしです。
病状がすすんで、葉が落ちだしたので、あわてて病害虫対策の本で症状を調べてみました。サクラがよくかかる病害虫で似た症状のものは、、、灰星病。これ症状近いナー。灰星病に効く薬、持ってるかナー?、、、カダンD(虫、うどんこ病)、ベニカX(虫、うどんこ病)、粘着くん液剤(虫、ハダニ類)、マンネブダイセンM(さび病、斑点性の病気)、、、どれもダメっぽいんじゃ、、、?
そうこうしているうちに、虎の子のウワミズザクラは葉を全て落とし、枝がシワシワになってしまいました、、、ご臨終であります。
ウーン、病害虫の知識が足りなかったか、お気に入りの一鉢を助けることが出来ず、まことに無念であります。
ちなみに灰星病に効く薬はダコニール1000、ベンレート水和剤、トップジンMゾル、サプロール乳剤、、、だそうです。どれも持ってないです。
農薬はなるべく使わないようにしたいとは思うのですが、枯らしてしまっては意味が無いですね。今度のボロ市でまた、ウワミズザクラを買うことになりそうです。おじさんよろしく。