コラムVol.28


ウメ3年目

なかなかのツワモノだった

ウメはウチに来て3年目を迎えています。樹高30cmの盆栽です。小さくはないのですがちょっとしたことでウチで飼うことになったのですね。(過去のコラム「ウメ」参照)

1年目は花芽が一杯ついていたものを入手したのでにぎやかでしたが、今年の春は花芽3個という情けなさ。今度は気合を入れて(勉強して)来年の開花に備えるべく育ててきたつもりであります。

今年は十分に元気な状態で9月に入り、植替えもしました。土も新しく、根も整理して、これで万全。2〜3日は葉が数枚落ちましたが、根を整理した分、木が葉っぱの量を自分で調整したのだろうと思っておりました。

しかし、さらに数日経って、葉数、というか葉のボリュームがスカスカしてきたような気がするのでよく見てみると、虫食い跡が数箇所、、、これはイカン!とじっくり観察して虫を探したのですが、いないのです。

ウーン、もう逃げちゃったのかな、と思って次の日見てみると、虫食い跡が激しく広がってかなりの葉が食われておりました。これは絶対敵がいる!今度は見逃さないぞとばかり、じっくり観察してみる、、、ウーン、こんなところに立派な枝があったかナー?しかも葉っぱの中ほどから生える枝ってあるかね、、、って、こいつシャクトリムシ!

なんと立派なヤツでしょうか。直径5mmで長さ5cmという大物。しかし、シャクトリムシ、ホント擬態が凄すぎて気が付かなかったス、これは初めて虫食いに気が付いた時に見逃したのも納得。ということでシャクトリよサラバ。 ウーン、来年の花も黄色信号なウチのウメです。


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